2011年11月9日水曜日

信念

ボストンキャリアフォーラム(BCF)に向けてここ最近、時間があれば自己分析やエントリーシート作成に取り組んでいる。

そしてここ2,3日で、自分の強みを1つ、ようやく導き出せた。エントリーシートになんとなく書いた(ふと頭に浮かんだ)「信念」という言葉。その時はまだ半分程度しか自分の特性(強み)として享受していなかった。そして、つい30分ほど前に読んだ日経ビジネスにある本の紹介ページ(書評)があった。『逆境を生きる』という書籍。内容は大まかにしか書かれていなかったがそこに「信念」という言葉が何度となく出ていた。信念が人を作り、それが人としての魅力に繋がる。自分の信じるものを貫き続ける強さ。これを持ち続けることが今までの自分を作り、そしてこれからの自分を築きあげていくのだと思う。

猪突猛進で終わらずに、初志貫徹で初心を忘れず、人の話に耳を傾ける。内なる幹は硬く、そして外へ伸びる枝葉は軟らかくありたいと思う。

2011年11月6日日曜日

スピーチでの慣れ

ハーバード大学マイケル・サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』を今更ながら読んでいる。まだ4分の1程度読み終わったところ。正義、モラル、道徳、というのは、なかなか難しい。

イメージを掴むためにiTunes Uでハーバード大学提供の講義と特別に東京大学で行われた講義を視聴してみた。講義では一つの意見に必ず反対意見が出てきて、講義の進め方が非常に興味深い。ハーバードと東大の講義を比較して、特に感じたこと。それは、学生のディスカッションへの「慣れ」に雲泥の差がある、ということ。東大生でさえも、人前での発言に慣れていない、ということに危機感を覚えた。構図としては、ハーバードの学生>北京大学の学生>東大生、という感じなのかなと個人的には思う。

自分自身、米国の大学で勉強できているからこそ、自由に発言できる場でのスピーチ力の向上と、発言することへの「慣れ」を意識して培っていきたいと思う。

2011年11月3日木曜日

中華系クラブでの問題

今学期からエグゼクティブ(執行役員)として会計をしている異文化クラブ:Society for Sino-American Studies(SSAS, 中国語名:中美学会)で今日の10pmに緊急招集(ミーティング)があった。クラブ存亡の危機となる問題が出てきたとのことだった。

SSASを簡潔に説明すると、大部分は中国人、アメリカ人、それに加え他のアジア人で構成され、週に一度ディスカッションをする。イベント(Chinese New Year, Moon Festival, Asian Festivalなど)も定期的に行い、大学からは異文化クラブとしては最も活動的で、大学の多様性を促進するクラブとして認められている。

今回問題となったのが、中国人学生、それもクラブの投票で落選した学生らが今のクラブを抜けて新たに中国人クラブを作るということだ。その彼らが新たなクラブを発足させる為に新入生を囲い込んで、一揆のような状態になっている。

今年から数が増えた、大学入学前の大学付属の語学学校の中国人学生は、ディスカッションでの英語がわからない為に1、2回参加したきりで来ていない。

その具体的な原因として挙がったのがこの2点:

  1. 言語の問題(クラブでは英語が必須)
  2. 現エグゼクティブの新入生に対するアプローチ(welcome)が彼らを引き付けられるほど足りていない

顧問の先生は2つのクラブを別物として存在させたくはないらしい。そしてこの問題に対する解決策としては、SSASで2つのブランチ(英語を話すブランチ=もともとのクラブ、中国語を話すブランチ=新たな中国人クラブ)を作って一つのクラブとして機能させる。とりあえずはこれで話がまとまったが、はたして上手くいくのかは疑問。

良い点としては:
1.メンバーはどちらのミーティングにも参加できる。
2.英語に自信のない中国人学生は、気が向けば英語上達の一環として前者のブランチにも参加する?

悪い点としては:
1.相互のブランチの意思疎通が難しくなってしまう。
2.新たに立ち上げようとしている中国人学生はただ単に肩書きがほしいだけで新入生を利用しているのではないか。(履歴書に書く為に)
3.立ち上げたはいいが、それを継続して続けていけるのか。

最初はこのブランチ案に反対の立場だったが、ある人の意見を聞いて考えが変わった。北部アメリカがアメリカという国を代表していたのに対し、南部も、北部アメリカとは別の国として立ち上げられてもいいのではなかったのかという。例えばある地域(香港や台湾など)は独立国として主張する権利を持っている。なので、大学では学生は自由にクラブ(Student Organization)を立ち上げる権利があるのだから彼らにクラブを立ち上げる機会があってもいいのではないかとも思った。まだどうなるかは分からないが、今は結果(彼らの出方)を待つしかない。