2013年1月18日金曜日

モノの見方が変わった

アメリカの大学に戻ってきて早数日が経った。

1学期間休学して、原付での日本旅、フィリピンでのインターン、世界バックパック旅、日本へ帰国した。

アメリカに戻ってきて大学へ戻るまでに、空港からAmtrak(アメリカの電車)の駅までをバスで移動した際に、バスの運転手と乗客がすごくフレンドリーだった。運転手のおじさんは、運転席近くの乗客のおじさんと話している。すこし後から乗ってきた黒人のおばちゃんは、先に乗っていた白人のおばちゃんと話している。朝5時半の始発のバスでの彼らにとってはなんでもない日常なんだと思う。1年前の自分だったら、こういうことには感動していなかったはずだし、こういうのが普通だと思っていた。バスで、乗る前に買ったばかりのコーヒーを床に倒してしまった時には焦ったけど、嫌な顔をせずに拭くのを手伝ってくれた運転手と乗客のおじさんには、精神的に助けられた。

話は変わって、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という催しを聞いたことがあるだろうか。これは暗闇の中でのエンターテイメントで、アテンド(視覚障害者)に誘導されて真っ暗闇の中を進んでいく。視覚以外の五感を頼りに暗闇での参加者との交流を楽しむというもの。これを東京で体験して、今まで(生活での8-9割を占める)視覚からの情報に頼りすぎていた、ということ、暗闇は思ったほど怖いものではない、ということ、そして目に見えない状態だからこそ、たくさん気付くことがあった。自分の中での世界が広がったように思う。