2013年11月15日金曜日

Truman State University卒業に至るまで④ ~ 大学変更

さて、先に結論を言うと、関西外国語大学は1年で辞めるに至った。

というのも、大学で得たものはほとんどなかったからだ。

授業には出ていたものの、結局何の学習/勉強には繋がらず、バイトをこなす毎日。
100万近く授業料は払ったものの、10万程も元は取れていないと思う。
両親が汗水流して稼いだお金と、無利子ではあるものの借りていた奨学金、
これらは絶対に無駄にしたくはないという想いが常にあった。


前のエントリーで書いたJames(ジミー)のハイキングの集まりは、実はクリスチャン(キリスト教徒)の人々の集まりで、今までそういった人たちと関わったことのなかった自分はもろに面を食らってしまったというわけだ。

話してみるととてもいい人たちだった(雰囲気が日本人のそれと全く違った)ので後日、おそるおそる教会(日曜礼拝)と言われるものにジミーに連れられ顔を出してみた。

行ってみると、なんと牧師さんが日本語と英語の同時通訳で何か話している。
これは(英語を学ぶ良い機会で)面白いぞ、という感じで2、3週間に1回のペースで通い始めた。

ジミーは途中で本国アメリカに帰国したが、その後「留学はしたいが、大学のことでどうしようか」とその牧師さんに相談してみた。

自分と同い年ぐらいの娘さん2人が通っていた京都府のインターナショナルスクールに一度行ってみたらどうか、ということになった。(その娘さんの1人は当時ロサンゼルスの大学に留学中、もう1人はもうすぐ同じ大学に行くというタイミングだった。)


じゃあ、ということで体験授業に行ってみた。

最終的にはそのインターナショナルスクールの大学部、Kyoto International University(京都インターナショナルユニバーシティ、以下KIU)に行くことになるのだが、いくつか懸念点があった。
  • クリスチャンスクールであるということ。(家系は仏教系なので)
  • 文部科学省に認められた正式な大学ではないので、日本では専門学校であるということ。(アメリカのリベラルアーツ教育のカリキュラムを組んでいるので、アメリカでは大学として問題ない。)
  • 大学部の全生徒わずか20、30人足らず。(アカデミーの小中高では合わせて300人程。)
その反面、魅力的だったところは
  • 英語での授業が積極的に行われている。
  • 興味の合ったビジネスや国際関係も学べる。
  • 米国大学正規留学(編入)に向けての準備ができる。
  • その際、多くの授業単位を移行できる。
  • 教授は米国の一流大学出身だったり、そこで教授をしていたり。
  • 少人数クラスなので、より学ぶ機会が多い。
といった感じ。

クリスチャンじゃなくても入学できるということで母に相談し、授業料をすでに払ってしまっている現大学には3月までは通い、4月からはKIUに移ることにした。

そして大阪府枚方市から引越はせず、原付をとばして京都府京田辺市まで30分かけて大学へ毎日通うようになった。

大学を辞めて普通の人にはどことも分からない大学へ行くのには父は大反対だったのだが、この時母がなんとか父を説得してくれたので、母にはとても感謝している。



Truman State University卒業に至るまで⑤に続く。

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